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ダイバーシティへの取り組み
多様な従業員が活躍できる風土の醸成を目指し、海外人材の採用や、女性活躍の推進、障がい者の雇用、lgbtへの理解促進等、さまざまな取り組みを進めています。
人事部門が軸となり他部門と協働で進める女性活躍推進プロジェクトや育児や介護に係る諸制度をより分かりやすく周知するためのマニュアルの整備など、働き甲斐と働きやすさを高めることを目指した施策を進めています。階層別研修においては、ダイバーシティをテーマにした研修を開催し、働き方改革、男性の育休取得やlgbt、外国籍社員とのコミュニケーションに関する理解を深めました。
また、女性活躍推進では、次世代育成支援対策推進法や女性活躍推進法に基づく行動計画を策定し、テレワークによる育児と仕事の両立、育児休業の推進のための啓発や教育などを行っています。
障がい者雇用においてはそれぞれの事業所が法定雇用率を意識し、障がい者雇用を進めるために支援団体やハローワークとの交流を通じて、インターンシップの受け入れなどを積極的に行っています。特定の事業所においては10%を超える雇用率を達成しており、そこでの取り組みを水平展開できるよう進めています。
ダイバーシティ推進部での取り組み
2019年に設置されたダイバーシティ推進部では、これまでの取り組みの強化とともに今後に向け、下記のようなさまざまな取り組みを行っています。
ダイバーシティの理解促進
総合職用の階層別研修では、2022年に内容を刷新し、研修年次に見合ったワークショップを実施しています。2022年4月から施行の改正育児・介護休業法に関連して、所課長級には「男性の育児休業取得」をメインテーマとした内容とし、副長級には「外国籍社員とのより良いコミュニケーションのとり方」、新入社員・係長級には「アンコンシャス・バイアス」について、4年次ではライフプランの作成と社内制度の理解促進と、講義のみでは得ることのできない、ワークショップでの「体験」を重視しています。今後も受講者がダイバーシティを自分事として捉え、理解を深める場の提供を続けてまいります。
外国人材の採用
海外現地法人の従業員が国内営業所で勤務しながら日本式の物流や管理方法を学ぶ企業単独型「技能実習制度」を活用した人材育成を17年にわたって実施しています。コロナ禍で停止していた実習生の受け入れを2022年4月より再開し、2023年1月からは空港グランドハンドリング部門で活躍するリーダーを育成すべく、新規受け入れを開始しました。また、空港部門では増大する需要への対応が必要なことから、「特定技能」の在留資格を活用し活躍していただける、特定技能外国人を積極的に登用し、海外から数多く来日いただいています。
女性活躍推進
女性活躍推進法に基づいて策定した行動計画の中で、特に育休からの復職時のマインドセットや本人の力を最大限発揮してもらう職場づくりについて、当事者と上司向けにそれぞれ個別に「育休復職セミナー」を2022年秋から実施しています。また、女性社員同士のつながりの場を提供するため、小規模な座談会を実施する取り組みを2023年3月期より開始しました。今年度は気軽に相談ができるような関係構築を目的とした若手女性社員と先輩女性社員の交流の場を提供し、将来的には全社での集まりとできるような仕組みづくりを検討いたします。