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株主の皆さまへ
株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
2024年3月期中間期の業績
2024年3月期中間期の経営成績については、空港関連での国際旅客便の復便等での取扱量増加、主に生産請負作業での単価アップや得意先の生産回復、猛暑による得意先の増産、エンジニアリング関連での大型案件の受注等の増収要因があったものの、海上・航空貨物の需要減退や運賃市況の影響が大きく、売上高は1,555億42百万円(前年同期比0.0%減)となりました。
利益については、燃料価格のさらなる高騰や電気料金の高止まりはあったものの、空港関連を中心とする増収の効果に加え、適正単価の収受、業務効率化等を進めた結果、営業利益は81億80百万円(同10.9%増)、経常利益は87億12百万円(同4.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は55億32百万円(同7.5%増)となりました。
今後の見通し
konoikeグループは2025年3月期を最終年度とする中期経営計画の2年目を迎えています。2024年問題をはじめとする足下の全社的な課題解消、付加価値の高いサービス提供、新たなビジネスモデルの開発等、中長期的な請負・ロジスティクス戦略の明確化および最適な経営資源の投入を通じて、事業の拡大ならびに収益力の向上を図ることで、中期経営計画の目標を達成してまいります。
また、空港関連においては、国際旅客便の大幅な減便により厳しい事業環境下にありましたが、水際対策の終了に伴う国際旅客便の回復により、ようやく回復フェーズに入っています。今後のさらなる復便とグランドハンドリング事業の持続的な発展に向け、体制強化や領域拡大に努めてまいります。
おわりに
2024年3月期の通期配当予想につきましては、すでにお知らせしていますとおり1株あたり51.00円に修正いたしました。
今後も創出したキャッシュは、財務規律を維持する前提のもと、将来に向けた成長投資に振り向けるとともに、安定配当と収益拡大による増配を目指すことで株主還元の充実を実現してまいります。
今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。